2012年6月9日土曜日

陸中海岸


わが家のトイレには、日本地図が貼ってあります。
用を足している時というものは、思いのほかヒマなようで、
貼ってあるものを異様に注意深く読んでしまいます。

反対側の壁には、長男ひびきち用の2年生で習う
漢字の一覧表が貼ってあるわけですが、こちらも
毎日毎日隅から隅まで思わず読み込んでしまいます。

さて、先日、例によってこの日本地図をじっくり見ておりますと、
旧国名が併記してあることに気がつきました。


関西で言うなら・・

摂津
河内
和泉
播磨
丹波
大和
紀伊

などというやつですね。
面白いな、と思い、全国の旧国名を地図の上で
追ってみていきました。


すると、東日本大震災の際に、よく報道で耳にした
陸前高田という地名が目につきました。
そのあたりの旧国名は、もちろん陸前といいます。

そして、目を北に進めていくと、
陸中・陸奥という表記があるのに気づきました。
そして、三陸の海岸がリアス式海岸になっていることも、
中学生のころに習ったな、と思い出しました。

その時、何かがひらめき、何かがつながったのです。




ああ!今の今まで、ずっとずっと私は勘違いをしていたんです。
『陸の中に』海がある、そういう海岸のことと
なぜか、思っていたんです。
『リアス式海岸』という言葉を、日本語訳にしたものが
『陸中海岸』だと思っていたんです。


どっこい・・
旧国名『陸中』の海岸だったんですね!


陸前も陸中も陸奥も知っていたのになぁ。
なぜか、陸中海岸だけずっと勘違いしていたわけです。
ヘンに理由をくっつけて、自分で納得してしまったのでしょうね。

ひとつ賢くなりました・・。

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