2012年5月27日日曜日

葛城山のツツジの谷


葛城山のツツジ園に行ってきました。
いわゆる見ごろには、ちょっと遅かったのですが、かなりの人出でした。


午後になって、ちょっとどこかに出かけようか、ということになり、
家からクルマで30分くらいで行ける『滝畑ダム』に行くことにしました。

で、出発したのですが、道すがら、先日妻のお母さんが葛城山へ行った、と
話していたのを思い出し、ナビで探索してみると、そんなに遠くもないようなので
行き先を変更して、葛城山に行ってみることにしました。
2週間くらい前の朝日新聞の朝刊1面に、ツツジに彩られた葛城山の写真があり、
ちょうど気になっていたのです。

千早赤阪村を抜けて、山越えをして御所市へ。
南大阪には箕面のようなドライブコースがない、と思っていたのですが、
このルートはなかなか素敵なドライブルートでした。

近づくにつれて、
「駐車場●台待ち」とか「ロープウェイ のぼり●分待ち・くだり●分待ち」
などという看板が目に付くようになります。
道路はわりとひなびた感じなのですが、どうやらツツジのシーズンだけは
ある種の観光地として賑わうようなのです。
ちょっと困ったな、とは思ったのですが、ここまで来た以上、
人ごみがいやだから帰る、というわけにもいきません。
クルマを停めて、ロープウェイの駅に向かいました。
8分間隔で運行しているようです。


山の上からやってきたロープウェイ。満員です。いやな予感が・・

しばらく待ってから、ロープウェイに乗車。
運賃は大人往復1220円、子供往復610円。
乗り物大好きかおるんるん

御所(ごせ)市が一望です。


山上駅の様子。下山を待つ人たちの行列。1台につき50人乗りなので、
おのずと時間がかかるわけです。普段は全然問題ないのでしょうが、
ツツジのシーズンにはあきらかにキャパシティを越えていますね。
私たちが帰るころにはきっと空いているだろう、と楽観的に予測して、
さっさと山頂を目指して歩き始めました。

大阪から1時間かからないですが、高原の雰囲気でなかなか素敵です。
ひんやりとした湿った空気には樹木の匂いがわずかに混じっていて、
旅情を誘います(ちょっと大げさ)。


20分ほど歩くと、ありました。2週間くらい前の新聞に掲載されていた
ツツジの谷。その写真は空撮でしたが、地上から見ても、高低差が
かなりあって、なかなかフォトジェニックでした。



観光地によくある双眼鏡を覗き込むかおるんるん。
私はこういうところの望遠鏡や双眼鏡がキライです。
『大な景色をマクロに見て楽しむものなのに、ミクロに見てどうするの?』
というのがその理由です。幼いころは鳥少年(バードウォッチャー)だったので、
いつでも望遠鏡を持って歩いていたからかもしれません。
お金を払ってまで望遠鏡で景色を見てどうするの?と思っているのかも。



そして山頂へ。夕方には帰らなければならないので、結構かけあしです。
山頂は、多くの観光客が訪れて踏み荒らすためか、植栽が何もなく
非常に殺風景なところでした。これは残念ですね。
アクセスの便利さがこういった状態を呼んでしまうのでしょう。
一応、山頂で写真を撮りました。


帰りは下りなので、かおるんるんは飛行機になって、
大変スムーズに進みます。




鬼門はその先にあったのです・・・。

ロープウェイの駅に近づくと、下山を待つ人たちがまだまだ行列をなしています。
ま、気長に待つか、と並んだのはいいのですが、ひんやりとした高原の風が
身体をなでていき、体温を奪っていきます。

今日はそもそも滝畑ダムへドライブに行くという程度の、ライトな装備なので、
これは非常に困ります。3人とも半そでにサンダルです。
私はちょっと我慢すればいいのですが、かおるんるんは身体が小さい分、
すぐに寒さが身にしみるようです。

風下側になるように抱っこしてあげたりするのですが、なんともかわいそうです。
軽装登山で遭難する人の記事を見て、そりゃそうだよとツッコんだりしている
自分ですが、今日は完全に誤算でした。計画性が足りなかった・・。

幸い、すぐ後ろに並んでいたご年配のグループが、(見かねて)タオルを
貸してくださったので、それをかおるんるんの肩に巻いたりして、
寒さをしのぎました。途中で、ロープウェイの職員の方にお願いして、
ゴミ袋をいただき、穴をあけて、ウインドブレーカーがわりにしました。

その様子を長男ひびきちが撮影したのが、下の写真。

ああ、寒かったね。かおるんるん、ゴメンね。

約1時間(!)待って、ようやくロープウェイ乗り場にやってきたころには、
特製ウインドブレーカーの効果もあって、かおるんるんは調子を取り戻しました。
上のビデオは、下山用のロープウェイが駅に到着する場面です。

帰りのロープウェイにて。調子が出てきました

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