2012年5月11日金曜日

ツバメ





















今年になって初めてのツバメを見た。

午後から長男ひびきちと一緒に大仙公園に行ったら、
芝生の上をたくさんのツバメが飛んでいた。

ツバメの食べ物についての話、
飛んでいるところを写真に撮るのが難しいという話、
赤外線センサーと自動撮影装置で撮影した人の話、
などを、ひびきちに聞かせた。

ちょうど、最近読んでいた『ドリトル先生の郵便局』には、
ツバメの親分、「韋駄天のスキマー」が出てきて、
ツバメの暮らしぶりについて描いてあったので、
ひびきはツバメがどこから来たのかについて興味があるようで、
「アメリカから来るのは大変だろうね?」とか
「一気に飛んでくるんじゃなくて、休憩しながらちょっとずつ来るんだよね?」とか
尋ねてくる。

大仙公園から自宅へ帰る道すがら、
ある家の軒先に、ツバメの巣の跡があった。

「見てごらん、去年のツバメの巣の跡だよ」
ひびきにツバメの巣の跡を見せながら、
ツバメは毎年だいたい同じ場所に巣を作ることや、
糞が落ちるので、それを嫌がる人もいることを話して聞かせた。

私「でも、一般的にはツバメが巣をかけた家には、
幸せがやってくるって言われていて、喜ばれるんだよ」

ひびき「それ、本当?」

私「うーん(ちゅっと考えて)、ウソだね・・ていうか関係ないね。
ほら、お正月に神社に行ったら、お賽銭を投げて
『幸せになりますように』とかお祈りをするでしょう?
あれと同じようなものだよ。別にあれをしたからと言って、
本当に幸せになるわけじゃないんだけど、
『もし神様がいるなら、かなえてください』っていう意味だよね」

「ひびき、お正月に神社で『手術がうまくいきますように』ってお願いしてん」

ああ、この子はこの子なりに自分の手術のことを
気にして心配しているんだなぁ、と胸が痛くなった。

ひびきちと一緒に見たアヤメの仲間、キショウブ
























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