2012年7月7日土曜日

おっさんと一眼レフ、その悪しき相性


今日はひさしぶりに一眼レフを持って散歩にでかけました。
かおるんるんの幼稚園行事「踊りの夕べ」に、
妻がコンパクトカメラを持って行ってしまったからです。

ひさしぶりに一眼レフを使うと、その不便なことに閉口します。
レスポンスの速さや、ボケ味や、正確なホワイトバランスは
ありがたく思うのですが、なんと言っても一眼レフは
「大げさすぎ」ですね。

光学ファインダーを覗く姿勢は、どうしたって本気っぽく
見えてしまうし、おっさんが街中で本気っぽく写真なんて
撮ってること自体、怪しいしカッコ悪いし職務質問されそうだし・・。

光学ファインダーを覗くためには、
かぶっているキャップの向きまで変えなければ
ならないんですね。
そうすると、余計に本気っぽく見えてしまいます。

・・・

クルマの写真を撮るのは、前から苦手でした。
私はクルマ好きと思われるのは絶対避けたいんですね。
広く浅い趣味の一環として、さりげなく乗っていたいんですね。
(実態は深く狭くこよなく愛しているのですが・・)

そういう自分の実態を、しかし良しとはしていないわけです。
カッコ悪いな、と感じているわけです。

ですので、クルマの写真を撮るなんていうのは
もってのほかなんですね。
クルマへの愛情を公衆の面前で
赤裸々にさらすような行為なわけです。

・・・

今日は、そもそも街中で一眼レフを構えるということが、
おっさんとして恥ずべき行為のように思えて、
いたたまれなくなりました。

もちろん自意識過剰だとは思うんですよ。
何と言えば、いいしょうね・・・。

「山ガール」や「美ジョガー」といった言葉に感じる、
ちょっとしたおぞましさを、そういった自分の姿に
感じてしまうのです。

ブレやすくても、握りにくくても、背景がボケなくても、
レスポンスが遅くても、ホワイトバランスが多少ズレてても、
今となってはコンパクトカメラの方が好きですね。

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