2012年6月15日金曜日

想古亭⑤ 古戦場とお庭


想古亭のつづき。

京都は大谷駅のそばにある、わが家の定番うなぎ屋さん
「かねよ」には、ちょっとしたお庭があって、お座敷から
お庭を見ながらうなぎをいただくことで、満足度が
グッと上がるわけです。

さて、想古亭でうなぎをいただいて、
「もしかしてここにもお庭があるのかも?」と思い、
お店の方に尋ねてみました。

懐石を注文すれば、お庭が見えるお座敷で食べられる、とのこと。
ちなみに懐石は6500円~です。

でも、お庭は自由に見てくれていいですよ、とのこと。
(他にお客さんがいらっしゃらなかったからかもしれません)

お座敷の横を通ってお庭を見に行ってみました。
広くはないのですが、「かねよ」にくらべれば、
なかなか手入れの行き届いたお庭です。

上の写真の赤い壁の建物がお座敷です。
ここで食べたかったな・・とちょっと思いました。


お座敷の様子。ここで食べたかったな・・

お座敷のほかに、庭を見下ろすような高い位置に
お部屋がいくつかあるようです。
宿泊の際に使えるそうです。

お庭を眺めながらゆったり過ごすのも素敵ですね。

ここ木ノ本は、賤ヶ岳古戦場にほど近い、
歴史の香りが漂う土地なのですが、
このお庭にも歴史ゆかりのものがありました。

  


お庭の木のいくつかに、上の写真のような札が付いています。
なんじゃこりゃ?と思っていたら、お父さんの解説で理解できました。

1583年の羽柴秀吉と柴田勝家による「賤ヶ岳の合戦」で活躍した、
秀吉側の武将たち、通称『賤ヶ岳の七本槍』に、
お庭の木を見立てて、札をつけてらっしゃるようです。
なかなかハイブロウで粋なはからいですよね。

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