想古亭へ出かける前日、ボクスターに給油をしようと思い、
近所のガソリンスタンドに行った時のこと。
クレジットカードを通して、満タン指定をして、さて、と思ったそのとき・・。
給油口のカバーが、開かない!
カタログに載っている用語で言うと、「フューエルリッド」ですね。
それが、ビクともしないのです。
そんなアホな!!と思いましたね。
『購入してから1年間、トラブルなんて何にもなかったなぁ。
意外とポルシェは普通に乗れるんだ・・・』とか思ってた矢先にです。
常識的にできるハズのことが、突然できなくなると、思いのほか慌てるものです。
そのときは深夜で、セルフのスタンドでしたので、お客は私だけだったのですが、
スタンドのスタッフがいぶかしげに事務所から覗いているのが見えました。
これはなかなかカッコ悪いぞ!と思うと焦ります・・。
焦ると汗が出るんですね・・。
汗をかきつつ、いくつかの可能性を考えました。
可能性①:
1週間くらい乗っていなかったので、
フューエルリッドの裏側にあるゴムのパーツが
ここしばらくの暑さで溶けてくっついた?
→ いやいや、それにしてはものすごく強固にくっついてるぞ・・
可能性②:
何者かが強力接着剤でフューエルリッドが空かないように
接着した?
→いやいや、そんなヒマ人はちょっといないぜ・・
おかしな対応をすると、なんだか破損してしまいそうです。
ここは大事をとって、帰宅して説明書を読んでみよう、と決意し、
給油をせずに、いったん帰宅しました。
説明書を読んではじめて、フューエルリッドはドアと連動してロックされる
ということがわかりました。いつでも誰でも開けられるわけじゃないんですね。
しかし、先ほどはドアの鍵は開けていたわけです。
それなのになぜ、フューエルリッドだけが開かないのか?
説明書を読み進めていくと、「電動のロック機構が故障した場合には・・」
というくだりがありました。(そんなモン壊れるなよ!)
なんと、右側のドアを開くと、フューエルリッドを手動開放するための
フックがついているようなのです。
それをひっぱれば、電動ロックが故障した場合にもリッドを開けることが
できるようになっているのですね。
そういうことか・・と一安心。これで、給油ができない、という
最悪の事態は回避できそうです。
果たして、再びエンジンをつけて、リッドを触ってみると、
(特に何も対策はしていないのに)今度はあっさり動きました。
要は接触不良だったんでしょうね。
無理にこじ開けなくて本当に良かったです。
そういえば、この程度の電気系統の故障は、たまにあるんです。
幌のロックレバーを開いても、ウインドウが下がらないとかね。
それくらいは見逃してあげるおおらかな気持ちが必要ですね、
中古のポルシェと付き合うには。
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